ここからは、より実践的なケータイ小説の書き方を学んでいきましょう☆
ケータイ小説はひとつの携帯小説サイト内に何百、何千という作品が発表されています。しかも、このようなサイトがたっくさんあるのです。これだけたくさんの中にあると、自分の作品が埋没してしまう可能性があります。
そうならないために、いかに自分独自の世界観を描けるかというのが、ケータイ小説を書く上でとても大切になってきます。そこで、世界観を端的に読者に伝える方法について、ちょっと勉強してみましょう。
■タイトルにこだわる
タイトルは作品全体の世界観を伝えるために、とても大きな役割を持ちます。目を引かせ、読んでみたいな、と思わせるタイトルづくりを心がけましょう。
でも、凝りすぎてしまうのも逆にあざとい印象が残ってしまいます。「携帯小説の女王」と呼ばれている内藤みかさんの『何かを書きたいあなたへ』というケータイ小説指南書には、タイトルは十字以内が理想と書かれています。シンプルで力強い言葉の方が、ケータイ画面で見たときに、インパクトに残るからだそうです。
確かに現在ヒット中の作品も『赤い糸』『純愛』『恋空』とシンプルなものが多いですよね。タイトルをつける際に、ちょっと意識してみましょう。
■冒頭の数行を大切に
小説の書き出しは、読者を引き込むためにも魅力的にしたいものです。特にケータイ小説では、一画面に表示できるのは100字程度。そのため、最初は特に肝心です。人気のある作品を読んでみるとよくわかるのですが、冒頭が詩のように書かれているものがたくさんあります。短い言葉で読者を引き付けるため、このような方法がとられているわけですね。
さらに、冒頭で「出会い」とその後の「別れ」を想像させる書き出しになっているものが、恋愛小説では多いです。こうすることで、何が主人公の身に起こったんだろう、と興味を沸き立たせることができるわけです。
冒頭から、読者をぐいぐい引き付けるような文章づくりを心がけましょう。
■語り手は誰なのか
ケータイ小説で人気が高いのが、一人称という書き方。つまり「僕」や「私」といった主人公が語り手となって、お話が進んでいく形式です。その反対で、ドラマの脚本のように書いていくのを三人称といいます。誰が、どのような状況で語っているのかによって、作品のイメージは大きく変ります。
ケータイ小説で一人称がなぜ人気かといえば、その方が読んでいる側が共感しやすいからです。ケータイ小説に読者の多くが求めるのは、自分の身の回りでも起きそうな出来事への「共感」なのです。語り手が一人称だと、そこにリアルさが込められるというわけ。また、一人称の方が、文章や文体から作者独自の世界観を打ち出しやすいという利点があります。私的には、一人称でまず書いてみることをおすすめします。
と、このように、ちょっとの工夫であなた独自の世界を読者に端的に伝えることができます。ケータイ小説には、個性がなんといっても大切!以上のことを、ちょっと参考にしてみてくださいね。
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